森の中で
鈴玲ヶ丘です。
アカマツの樹上から撮りました。
今年は寒波の到来が例年になく早く、有明山も既に白くなっています。
こうして樹上より眺めると学者村はやはり森の中にあるようです。
森の中に住むというのは都会からみれば羨やましく思えることもあるでしょう。
それは逆に都会の作法が通じないことを示しています。森に住むなら気持ちを入れ替える必要があるかもしれません。
まずは森の意味を知ることが大事だと思います。それぞれの考える森であってかまわないのですが共通認識として、森の中に居ることを意識しなければなりません。
自然環境が常に自身の輪郭に接していることを生活の感覚とする。
人と人の間には森が存在している。
結局、禍いは人伝にやってくる。そのことがよくわかった一年だったと思います。
禍いからすり抜ける、実生活においても観念的にも森は緩衝となってくれるかもしれません。
来年はぜひ森の中の大晦日を、良い年越しになるでしょう。 (お)