オオワライタケ
(コガネタケ)
キノコの話をもう少し、鈴玲ヶ丘の I さんの別荘には「コガネタケ」が株立ちしています。
上の写真のものは雨で流されてしまいましたが表面には黄色い粉がふいています。
その色が黄金色だからコガネタケというのでしょうが、粉のふいた状態は豪華な感じに見えます。
このコガネタケによく似たキノコに「オオワライタケ」、コガネタケと間違えて食べて話題になる、、、つまり毒キノコがありまして。
問題なのはこのキノコの毒性が致死までは至らないというところ。食べると気分が高揚し、幻覚を見て狂騒的になるのだとか。そしてその命名、別種の同じく幻覚症状を発する「ワライタケ」よりも容姿が大きいから「オオワライタケ」と名付けたとあります。決して「大笑い」するのではないのです。命名時に毒性が認知されていたのならもう少し考えたほうが良いですね。多くの人に誤解を与えているのではないでしょうか。
(コガネタケ)
安易な手段で快楽を手に入れようとする不届き者が残念ながら居ます。ドラッグに手を染める連中です。
実際にオオワライタケのありかを聞いてきた若者がいて、その時は一喝して退けたのを憶えています、もう何年も前の話ですが、、、
ただ、経験を積まない限り山に入って目的のキノコを探し当てるのは容易ではありません。
キノコそのものがそんなに都合よく、どこにでも生えているものではないのです。
森の植生、気温、湿度、その他様々な条件が一致した時に出るキノコに人が遭遇するにはこちらも知識と経験を取得しなければなりません。
でなければ!きっと途方に暮れるだけ。だったら!別のことをやったほうがいいじゃないか!
悪いことは言わない、やめときなさい!
やっとの思いでオオワライタケを見つけて喜び勇んで集まって食べてみたら食用のコガネタケだった。
それが美味しくて、バカバカしくなって皆、大笑いした。
こんなオチはどうでしょう? (お)