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2019年7月31日 (水)

書翰集

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謹啓

先生

 長かった梅雨もようやく明け、ここ穂高でも蝉の声が段々と近くなっています。いかがお過ごしでしょうか。

五月にご来荘の折は大変お世話になりました。心ばかりのお返しにご丁寧なお礼状をいただきましたが、ご返信せずに今に至っております。相変わらずの失礼な振る舞い、どうかお許しください。

先生の美しくとても嫋やかなお手紙は私にとって掛けがえのない宝ものとなりました。

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私は今、

天満沢のカフェ『書翰集』さんでひと時を過ごしています。山麓線から少し奥に入った、今時分は青さを増す木々の葉の中にひっそりと佇む落ち着いたお店です。なのに遠方より来られる方も多く、大変、評判の高いお店と聞いています。

お店で出すものは全て自家製のもの、自家焙煎のコーヒーと、紅茶の種類の多さには驚きました。

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 特筆すべきは6月で20年目を迎えられたとのこと。もうそんなになりますか?と聞くと、マスターはほんの少しばかり感慨深く視線を宙にそらせておられました。

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 お店も棟上げまでは大工さんに、そこからはご自分でお建てになったとのこと。だから所々合っていない部分があるのだとか。素人目には全くわからないのですが、もしかしたらそういったわずかな不一致が感覚として、初めて来られる方には垢や埃に塗れていない初々しさを、常連さんには綺麗に磨かれた〇〇のように見えるのだろうかと想像してみたりします。

言葉に起こしたものの、

一度削除して、〇〇には何が良いのかと頭をひねってみても乏しい知識では、ましてや常連でもない私からはぴったりの言葉が出てきません。

先生なら何にお気付きになり、どんなお言葉を綴られるのか。叶うなら是非ご一緒させていただきたいと思います。

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 二階の書棚にはたくさんの哲学書に混じり文芸書も並んでいます。カテゴリーに分けられた図書館とはまるで違うのです。本の並びに自身を投影すると言いましょうか。読み直してみたい本、自分の過去と。その横にあの頃読みたかった本、すれ違う向こうの電車に自分を見つけるような。

成っていたかもしれない未来への後悔が交錯するようです。

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取り留めもなく書き散らかしました。乱文乱筆お許し下さい。

これからが夏本番です。去年より今年より来年と年を追う毎に暑さは容赦なく降り注ぎます。

決してご無理はなさらないように。くれぐれもどうかご自愛ください。

謹白

 

「書翰集」にて先生、そして母へ(お)

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