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2019年1月15日 (火)

田淵行男記念館

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13日夜、NHK日曜美術館 「まだ見ぬ頂を目指して~山岳写真家 田渕行男~」が再放送されました。

さっそく安曇野市豊科南穂高にある「田淵行男記念館」行ってみました。

放送後の反響はどうですか?と聞くと、そりゃぁもう!いつもの倍以上の来館者ですと恵比須顔の受付爺。

 

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さて、田淵行男とはどういう人物? 評価して然るべき努力家。

「出身」というだけで取り上げられる関係性の薄い功労者が多い中で、田淵は人生の終をこの地に選んだ、よそ者でありながら安曇野の地域を超えて偉人になりえた特異な人物です。

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(同館パンフレットより)

 

分業の上に胡座をかいた作家気取りの連中とは違う、斬新な発想を率先してただ一人で表現した素人。登山家で写真家で高山蝶の研究家であり、自らの行動を文字に残したエッセイストでもあります。およそ男のダンディズムを強欲に手に入れた羨望の的、ではなかったのか。

曖昧で軽薄、現代風の体の良い「ナチュラリスト」などと冠するのは彼にとって不本意であるに違いないと思うのです・・・まあしかしあくまでも私感。田淵同様この地に長く住んで少しずつ聞き取ってきた彼への印象なのですが。

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2018年 山と渓谷社 出版)

安曇野市の図書館では貸出禁止になっている本がようやく文庫化されました。

田淵を知るにはもちろんその写真と文章を読むのが一番です。

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(学者村が所有している著書)

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(同著書)

巻頭のはしがきです。読めるでしょうか?

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(同著書)

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(同著書)

田淵の本は高価な値がつく希少本ばかりですがこの本だけは事務所に置いてあります。

安曇野をタイトルに入れた著作は複数におよび、この地に対する思いが伝わります。

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安曇野市豊科駅前通りを東に行った見岳町の交差点角に田淵の居宅跡があり、この様な碑文が残されています。

「この地史の落し子たちに 安らかな旅をつづけさせねばならぬ」

 

蝶のことだけでなくこの安曇野のことを思った言葉なのでしょうか?

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その自宅跡そばから見た鹿島槍ヶ岳。あいにく田淵の愛した頂きは雲の中。

ならばと、じっくり彼の足跡を読み、晴れるのを待つことにします。(お)

 

 田淵行男記念館  入館料高校生以上300円

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